地下室でひっそり星占ブログ

ひっそりと西洋占星術を研究しながら関係ないこともぼやきます。時々数秘術。

月がどのハウスにあるか

太陽がオフィシャルな面なら、月はプライベート。

月がどのハウス(室)にあるかでざっくり内面の傾向がわかるかも。月は母を示す天体でもあるので、その人の母親に関係する内容がたびたび出てきます。

松村潔先生の「完全マスター西洋占星術」及び「サビア占星術」を参照に、一部引用にて編集。

 

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1室の月

 受容的だが、外からの影響を受けて度々行動の方向性が変わる。女性や母親からの影響が行動の動機になりやすい。親しみやすいキャラクター。意識せずとも「周囲の人が思っていることを代弁する立場」になりやすい。

 

2室の月

 母親からの継承あるいは援助がある。女性的な本能に優れる。財政的な安定を求めるが変動しやすい。感情的な触れ合いが経済効果を生み出す。小規模の販売業務大衆や子供向けの仕事、マスコミ関係などに適性あり。

 

3室の月

 チャレンジの多い人生だと満足感がある。じっとしていると落ち着かないが、遠い場所への旅行や移動よりも、身近な場所の散歩やドライブなど近距離の移動の方が好き。好奇心は強いが関心の方向性は限られる。他者の感情に立ち入りたがることも。

 

4室の月

 母親からの影響を受けることが多い。女性的な感性に優れる。やや閉鎖的な気質。安全で落ち着く場所を作ることに熱中する。状況が刻々と変化することは苦手で、気に入った状態が長く続くことを好む。

 

5室の月

 多くの人に愛され、笑いの多い人生になりやすい。熱しやすく冷めるのも早い、遊び心の多いキャラクター。芸能人やコメディアンのような性格で、表情は大げさになりがち。子供っぽくわかりやすい面がある。趣味に熱中する。

 

6室の月

 まめに働くことで安心感を得る。節度のあるキャラクターで、仕事や義務の面で有能となることが多い。適度に仕事をしていることが健康につながる。幼少期からしっかりとしたしつけを受け、あまり子供らしい面を発揮できなかった人も。

 

7室の月

 距離感のない対人関係。相手と自分の感情を同調させがちなので、結果的に関わる人からの影響を受けすぎ、振り回されることも。私生活は無意識のうちに他人に見せられるように意識したものになる。人気者になりやすい。

 

8室の月

 人懐っこく愛情が深い。特定の対象に興味や関心が集中する。感情に没入し、一度根に持つと忘れないので、立ち直りが遅い。心に決めた相手との約束は必ず守る。母親から受け継ぐものがあるかも。

 

9室の月

 本が好き。旅行が好き。国外のものに興味。何かを学ぶあるいは教える場は居心地が良く、小さな子供に対する教師としての適性あり。現実のものより精神のふくらみの中に日常的な楽しみがあるので、気が付くとひとりで空想していることが多かった人も。

 

10室の月

 新しいことよりも、すでに評価されていることや成功した事例などを好み、そのやり方をまねようとするので、わかりやすさに通じ仕事での評価を得やすい。衣食住など一般的な需要を満たすような職業に適性があるので、主婦(夫)業を選ぶ人も。

 

11室の月

 身近なクラブやサークルなどに参加するのが好き。閉鎖的な環境が苦手。故郷から離れて暮らす人が多いとか。親しい人は多いが親密な関係になることはあまりない。女性の場合、専業主婦は苦手。家族のことも縛らないので、のびのびとした家庭を築く。

 

12室の月

 秘密の行動が多い。個人的なことを隠す。私生活では管理されず好きに生きたい。神秘的なことやオカルト話に興味がある。ひとりでいる時間や、自然に触れる機会があるとリフレッシュできる。感情面では社会的な訓練を受け付けない。

 

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私は8室の月ですが、ええ、立ち直り遅いです。涙。なんだかんだで母親から(物質的に)支えられてることもあります。相続するような財産はないですけど!!! 話し相手の少ない母の愚痴聞き係だったので、良くも悪くも母そっくりに育った部分も結構あります。

家族に叱られても手持ちがマイナスになってもソシャゲの課金がやめられなかった知人がいますが、その人は12室に月がありました。”感情面では社会的な訓練を受け付けない”って書いててちょっとよくわからなかったんですが、そのことを例とすると「常識では気持ちを制御することができない」ってことなんでしょうか…

 

あくまでハウスのことしか書いてないのでサイン(星座)やアスペクト(角度)を加味しないと正確さには欠けますが、なんか満たされないなと思ったら自分の月が元々好きなことをやってみるのがいいのかも。良かったら参考にしてください。